iPhoneアプリ開発者は『影響力の武器 実践編』を読むべし

【スゴ本】「影響力の武器 実践編」がやっぱりスゴかった件を不意に見つけて
おー続編出たんだ!と思って土曜日に購入して一気に読み終わりました。
「イエス!」を引き出す50の秘訣 影響力の武器 実践編
heartlogicの人も記事を書いてますね。


読む前は『「イエス!」を引き出す50の秘訣』というのが
日本の編集者か何かが勝手につけたサブタイトルで
『影響力の武器 実践編』というのが実際のタイトルだと思ってたんですが、
実際は逆で『「イエス!」を引き出す50の秘訣』というのが本来のタイトルで、
『影響力の武器 実践編』が日本語版でついた後付のタイトルでした。


それはそれとして、社会心理学に基づいて
人間を説得する技術を分析する『影響力の武器』の続編です。
前作が様々な事例から6つの原則を導き出す書物であったとすれば、
今回は導き出された原則を改めて現実に適応し直すというまさに実践的な本。
タイトルがいかにもビジネス書っぽい雰囲気なのもある意味納得です。


内容の話をすると、正直膨大な事例が詰め込まれていて胃もたれしそうなぐらいです。
自分の名前と似たような名前の職種に就く人が多いとかいう
ほんとかよ!みたいなものから、
目標を紙に書き出せば実現性を増すといったライフハックまがいのもの、
スタンプ八個で貯まるカード(ひとつもスタンプは押されていない)と
スタンプ十個で貯まるカード(最初から二つスタンプが押されている)の
どちらの方が効果的かという小さな工夫に至るまで紹介されていきます。
ポイントはそれらの内容が社会心理学の研究に基づいていて
一貫したコンセプトの元で並べられているところでしょう。


ということで、とても面白い本なのでだまされたと思って読んで欲しいです。
個人のiPhoneアプリ開発者の人とかは
Appleにやる気があるのかどうか気にするよりかは
この本を読んだ方がずっとマシだと思います。